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 第72回秋季東北地区高校野球岩手県大会(県高野連主催、朝日新聞盛岡総局など後援)の準決勝2試合が21日、盛岡市の岩手県営野球場であり、花巻東と盛岡大付が決勝進出を決めた。両校は10月11日開幕の秋季東北地区大会に出場する。花巻東は4年連続、盛岡大付は2年連続の出場。22日には県大会の決勝と、一関学院と盛岡商による3位決定戦があり、3校目の東北地区大会出場校が決まる。

ミス取り返す一発 盛岡大付・塚本悠樹捕手

 「どんな形でも塁に出たい」。十回表、盛岡大付の先頭打者、塚本悠樹捕手(2年)は気負っていた。2球目。甘く入った直球を捉えると、打球は左中間スタンドに吸い込まれた。勝ち越しの本塁打。全力でダイヤモンドを一周した。

 塚本捕手には「自分のせいで相手に流れを渡してしまった」という後悔があった。1点リードで迎えた八回裏1死二塁。味方の暴投を後ろにそらした隙に、走者が三塁に進んだ。相手の適時三塁打で走者がかえり、同点に追いつかれた。

 自らの本塁打で「ミスを取り返すことができてよかった」と塚本捕手。決勝の相手は今夏の覇者、花巻東だ。「今日のようにはいかない。一つのエラーが命取りになる」と気を引き締めた。(藤谷和広)