[PR]

 囲碁界に「ほんわか旋風」が巻き起こっている。23日夜、早碁棋戦「第28期竜星戦」(囲碁・将棋チャンネル主催)の決勝に臨む17歳の女流棋聖、上野愛咲美(あさみ)さん。勝てば、年齢や性別を問わない一般棋戦で初めての女性棋士の優勝となる。持ち味は強烈な攻めだが、その素顔は天真らんまんな「天然キャラ」だ。

中3でプロ入り、トップ棋士連破

 「スキップしていたんです。楽しかったんでしょうね」。母の祥子さん(51)は、囲碁教室へ向かう小さなころの娘の姿が印象に残っているという。

 宮崎市に住むアマ有段者の祖父から「囲碁は頭にいい」と勧められたことをきっかけに4歳で碁を覚え、5歳のときに現師匠の藤沢一就八段(55)が主宰する教室でアマ34級から始めた。人並み外れた集中力で棋力を伸ばし、小2でプロ候補生の日本棋院院生となり、中3でプロ入り。昨年1月には初タイトルとなる女流棋聖を奪取し、今年防衛も果たした。

 今回の竜星戦では本戦を勝ち抜いて16人の決勝トーナメントに進出。これまでに元名人の高尾紳路九段(42)、村川大介十段(28)、前碁聖の許家元八段(21)とトップ棋士たちを次々と破り、一般棋戦で女性初の4強入りと決勝進出を決めた。

 厳しい攻めを見せる勝負師も、…

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら