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(22日、ラグビーW杯 イングランド35-3トンガ)

 4年前のW杯で、南アフリカを破った日本が「明」だとしたら、「暗」は自国開催で大会初の1次リーグ敗退を喫したイングランドだった。チケット代だけで史上最高の2億ポンド(376億円=当時)を売り上げ、大会自体は大成功だっただけにチームの惨めさは際立った。再建へ、監督を託されたのが「明」の指揮官エディ・ジョーンズだ。

 チーム初の外国人監督。就任会見ではその手腕に懐疑の目を向けられ、「どうスター選手とコミュニケーションを取るのか」と批判的な質問が飛んだ。それでも就任から18連勝するなど結果で周囲を納得させた。必要と感じれば柔道など他競技の良さも練習に採り入れる引き出しの多さ。日本を導いた「エディ流」はイングランドでも健在だ。

 緊張感のある初戦。イングランドはいくつかのミスはあったものの、相手にトライを許さず、圧勝した。「日本という私にとって特別な場所で、選手たちは試合を支配し、望む結果を取ってきてくれたし、まだまだ改善できる」とジョーンズ監督。上々の第一歩を踏み出した。(河野正樹