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 千葉県を中心に1万3千棟以上の住宅が被害を受けた台風15号。被害の大半が公的支援の手薄な「一部損壊」となりそうだ。過去の災害でも、救済の枠組みから外れた被災者への対応が課題となってきた。自治体からは、国の支援を拡充するよう求める声も上がっている。

 「修理するお金も引っ越し代もない。しばらくはブルーシートを見ながら生活するしかない」

 千葉県鋸南町竜島の池谷浅治さん(63)は22日、瓦がはがれ落ちた自宅の2階からカビの生えた畳を運びだすと、嘆いた。2階の2部屋の壁や床は雨水でぐっしょりとぬれ、庭には運び出した洋服や本などが山積みだ。今は無事だった1階の部屋で寝ている。「自治体が助けてくれればいいのだけど」と話す。

 町内の女性(78)は自宅のトタン屋根が飛ばされ、2階からは空が見える。ブルーシートはなく、雨による水たまりが部屋に残っていた。「保険会社からは全壊ではないから保険金は全額おりないと言われた。解体して老人ホームに移るしかないのかしら」

 南房総市の一人暮らしの60代の女性宅は、銅板の屋根が一部吹き飛んだ。「近くに小さな家を建てるか、東京の息子の家に行くか。家から離れるのはつらいけど、仕方ないのかな」と途方に暮れる。

 千葉県では房総半島南部を中心に、屋根を吹き飛ばされたり、壁が壊れたりする被害が続出。県の22日午後4時時点のまとめによると、計1万1773棟の住宅被害のうち、一部損壊は約9割の1万587棟。住宅再建の際に国の支援対象となる全壊は75棟、半壊は997棟だ。

 自治体は対応に追われている。

 2200棟以上に被害が出た鋸…

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