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 台風15号が直撃した千葉県では、国の重要文化財や特別史跡も大きな被害を受けた。文化庁が調査に乗り出している。

 「予想以上にひどい。全壊です」

 24日午前9時半すぎ、君津市の古刹(こさつ)「鹿野山神野寺(かのうざんじんやじ)」。台風で壊れた国重文の「表門(おもてもん)」の調査に入った文化庁の文化財調査官は、沈痛な表情で語った。

 門の柱は折れ、壁は倒壊し、上を覆っていた金属製の保護屋根ごと、大きな力でたたきつぶされたようだ。広大な境内には15のお堂があるが、倒木で壊れたり、暴風で傾いたりしている。調査官は、崩れた表門が雨にぬれるなどして腐食しないよう、早めの応急処置を寺側に要請した。

 寺は、推古天皇の時代(598年)に聖徳太子によって開山されたと伝わる。表門は徳川幕府の歴代将軍の位牌(いはい)をまつった「道場」に通じる門で、16世紀初頭の建立と言われる。市内では唯一の国重文の建造物だ。

 副住職の岩間照種(しょうしゅ)さん(47)は「台風直後は境内の惨状に声も出なかった」と話す。僧侶の団体や市民ボランティアらが県内外から大勢駆けつけて片付けをしたり、住民らが炊き出しをしてくれたりしている。

 市内には由緒ある神社仏閣が多…

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