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(23日 ソフトバンク8―0オリックス)

 開始からわずか3分間。鮮やかに、ソフトバンクが試合の流れをつかんだ。

 「絶対に塁に出る」。一回、1番の川島がいきなり左翼へ打球をかっ飛ばした。「バットの先っぽだったからフライかと思った」と謙遜するが、もう少しで本塁打かというフェンス直撃の三塁打を放った。続く今宮の適時打で生還。9球での先制劇だった。

 前日も1番の明石が先頭打者本塁打で口火を切った。この日、左腕対策で先発した川島は、「出塁してチームを勢いづける。それが1番打者の役目」。

 起用が当たった工藤監督はにんまりだ。「先頭が出れば盛り上がるし、点も入る」

 勢いが投打に広がった。復調の兆しをつかんだ柳田が2試合続けて複数安打、24打席連続無安打と不振だったデスパイネにも一発が出た。初めて中4日で先発した高橋礼は「あのスタートダッシュで、自分の気持ちがさらに乗った」。7回を被安打2で無失点。反撃のスキすら与えなかった。

 勝負の9月、19試合でチームが喫した逆転負けはたった一つ。特に一回に先取点を奪えば、5戦全勝だ。先行逃げ切りの展開には自信を持つ。

 西武も勝ち、1ゲーム差のまま。24日はソフトバンクにマジック「2」が再点灯する可能性もあれば、西武の優勝が決まる可能性もある。しびれる優勝争いで、「選手がいい集中力を発揮してくれている」と工藤監督。残り3試合も、立ち上がりがカギだ。(藤木健

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