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 ロシアの国ぐるみのドーピング問題に関して、世界反ドーピング機関(WADA)が23日に東京都内で開いた常任理事会で、モスクワの検査所から回収した検査データに不整合な部分があることが報告された。提出前にデータが操作されていた可能性もあり、WADAは17日付でロシア反ドーピング機関(RUSADA)に対するコンプライアンス(法令順守)手続きに入った。理由などについて3週間以内の回答を求めている。

 WADAは昨秋、モスクワ検査所の全データを提供する条件つきで、RUSADAの資格停止処分を解除。昨年12月の検査所の立ち入り調査ではロシアに協力を拒まれるなど難航したが、今年1月にデータの収集を完了していた。問題が再燃すれば、東京五輪にも影響が出そうだ。国際陸上競技連盟も、世界選手権が開催されるドーハで今回の問題を協議する予定だ。

 検査データに改ざんの疑いがあることは、ドイツの公共放送ARDが20日に報じていた。