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 名古屋市によるJR名古屋駅西側の再整備が、リニア中央新幹線開業の2027年に間に合わない見通しになっていることがわかった。本格工事の着手が開業後になり、完了は30年代後半になることも想定されており、市議会から「リニア開業の効果が弱まる」と懸念する声が出ている。

 市はリニア開業に向けて名古屋駅の東西を再整備する方針で、事業費は総額2千億円超の見通し。東側(桜通口)はロータリーと円錐(えんすい)形モニュメント「飛翔(ひしょう)」を撤去して広場を拡幅することなどを計画しており、来年度に着工し、27年度の完成を目指している。

 西側(太閤通口)は地上に広場を配置してタクシーと一般車スペースを分離する構想で、リニア開業までの完成を目指す。さらにビルを2棟建設するほか、地下空間に商店街や駐車場、バス乗降場を一体的に整備し、名古屋高速とのアクセスを改善する地下道路なども検討しているが、市はこれらの完成時期を示していなかった。

 関係者によると、市は西側の本格的な地下工事をリニア開業前に着手し、30年代初頭から半ばに完了させたいと考えている。だがリニアの工事現場や市営地下鉄桜通線と近接する所で巨大な地下構造物を取り壊してから造り直すなど、困難な工事が予想されている。さらに東側と同時に西側の再整備を進めると、駅周辺の交通が混乱する恐れがあるほか、短期間で巨額の財源を確保する必要がある。

 また地下街「エスカ」が休業を迫られるため、出店者やJR東海、警察などの関係者と調整して事業を進める必要がある。このため、工事着手がリニア開業後になり、完了は30年代後半にずれ込むこともありうるという。名古屋高速とのアクセス地下道路については、完成時期がまだ見通せない状況だ。

 自民党の名古屋市議は今月10…

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