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 奈良県五條市立牧野小学校の4年生29人が24日、市内の吉野川で水生生物の調査をした。採取した23種類の生物のなかには環境省レッドリストの絶滅危惧Ⅱ類(VU)のアカザもいて、児童から「吉野川って意外にきれい」と驚く声も聞かれた。

 川を管理する国土交通省和歌山河川国道事務所(和歌山市)が主催。講師に奈良県水生生物研究会長などを務める谷幸三さん(76)=奈良市=を招いた。国道168号の大川橋近くで投網で魚などを採取。児童たちも浅瀬で川底に目を凝らして捕まえた。

 それらを4段階の水質指標に分類。すると、アカザやスジエビなど「きれいな水」「ややきれいな水」で生息するという生物が23種類中で21種類を占めた。「よごれた水」に分類された生物は2種類だけだった。谷さんは「生き物がいる川を洗剤などで汚さないでね」と語りかけた。

 吉野川河川敷に初めて来たという風谷春陽(はるひ)さん(10)は「あまりきれいじゃないと思っていたけれど、生き物がいっぱいいるのを初めて知りました」と話した。(福田純也)