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 世界初の即席麺「チキンラーメン」の発祥の地として知られる大阪府池田市で今年6月、ふるさと納税の返礼品からチキンラーメンが消えた。返礼品を地場産品に限定する総務省の方針のためで、返礼品付きのふるさと納税の寄付額は前年の半分以下に。池田市議会は25日、チキンラーメンの返礼品復活を求める請願書を全会一致で採択した。

 チキンラーメンは1958年、日清食品創業者・安藤百福氏(1910~2007)が池田市の自宅で研究を重ねて開発。NHKの連続テレビ小説「まんぷく」のモデルとなり、池田市が舞台の中心となった。百福氏が名誉市民賞を受けるなど市との関係も深く、1999年には業績を伝える「インスタントラーメン発明記念館」(現・カップヌードルミュージアム大阪池田)が開館。チキンラーメンのキャラクター「ひよこちゃん」は市の観光大使としても活躍し、飲食店ではチキンラーメンを使った創作料理も提供している。

 市によると、チキンラーメンなど日清食品の即席麺が詰め合わせとなった返礼品はふるさと納税制度が始まった2008年から開始。当初はミュージアムで手詰めして発送していたという。昨年度は返礼品付きの寄付約7300万円のうち約3800万円がラーメン関連だった。

 しかし、総務省は返礼品を地場産品に限るという方針を打ち出し、4月に出した事務連絡では、認められない例の一つとして「区域内で創業した事業者が区域外で生産する即席麺」と明記した。日清食品の工場は府外にあるため市は返礼品から削除。その影響は大きく、6~8月の返礼品付きの寄付額は前年の56%減にまで落ち込んだ。市は8月から、チキンラーメンを衣に使った唐揚げ「池カラ」を自宅で作れるセットを返礼品として新設したが、4件の申し込みにとどまっている。

 請願では「返礼品合戦のあおりを受けて除外されることになったことは承服しかねる。チキンラーメンが池田市で誕生したことは事実であり、池田市民の『誇り』」として、改めて返礼品の一つとして認められるよう、市議会が関係機関に働きかけるよう求めている。

 請願書を提出した冨阪昭子さん…

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