高校ラグビー、増える合同チーム 少子化影響、他競技も

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編集委員・中小路徹
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 ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会が盛り上がる中、今年も「花園」を目指し、ラグビー全国高校大会の都道府県予選が始まっている。同大会は高校の他競技に先駆け、人数不足で単独チームを組めない高校の部員に試合の場を確保する「合同チーム」の予選出場を認めて20年目。チーム作りには様々な壁が待ち受けるが、少子化などの影響でニーズは増している。(編集委員・中小路徹

 「合同A」が臨んだ9月23日の東京都予選1回戦。帝京八王子を12―7の逆転で下し、10月13日の2回戦に進んだ。練習時間の少なさを克服しての勝利に、主将を務める豊島学院・綿貫裕文選手が円陣で「素直に喜ぼう」と語りかけると選手たちに笑顔があふれた。

 今年の都予選には47の単独校と七つの合同チームが参加する。合同チームに入ったのは24校。編成は、地域性や部員数と、専門的な練習が必要なスクラム第1列(プロップ)の選手数を加味し、都高校体育連盟ラグビー専門部が決めた。合同Aは豊島学院のほか、足立、小石川、駒込、成城。今予選で最多となる5校による混成チームだ。

 5校の部員数は2~12人。初めて5校が集まったのは7月23日だった。名前を呼び合ってパスを回すところから始める。遠慮がちで静かなのが、途中から声が出始めた。ただ、駒込の永田拓郎顧問は「それぞれ学校の予定が異なり、5校となるとそろうのは大変。この雰囲気が根付かず、次の練習で元に戻ってしまう」と悩ましげだった。

 合同Aの初の練習試合は7月…

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