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 第141回北信越地区高校野球県大会の決勝が25日、県立野球場であり、星稜が16点の猛攻で航空石川を破り、5季連続40回目の優勝を果たした。3位決定戦は、先発投手が好投した金沢商が、津幡を下した。北信越大会は10月、県内で開かれ、この日戦った4校が出場する。

チーム鼓舞する一打 航空石川主将 井口太陽君(2年)

 「こっから、こっから。追いついていこう!」

 五回裏の守備を終え、集まった仲間に、航空石川の主将・井口太陽君(2年)が発破をかけた。

 一回に満塁本塁打で先制され、星稜ペースで試合が進んだ。甲子園でも活躍した荻原吟哉投手(2年)はこの日も変化球が良く、とらえられない。五回には3点追加され、点差は7点に広がった。

 「流れを変えないと」。六回表、先頭打者は三振したが、次打者が四球で出塁。打席が来た。2ストライクに追い込まれたが、高めに浮いた変化球に必死に食らいついた。打球は右方向へ。一塁走者が本塁に走り込む。待ちに待った1点に、大歓声が上がった。

 夏の大会、航空石川は、準々決勝で敗退した。2年生で唯一先発出場していた井口君は、ロッカールームで泣き崩れる3年生の姿を目に焼き付けた。

 主将に指名されたのは、その直後。責任感の強さは自他共に認め、仲間の信頼も厚い。新主将として臨んだ今大会。準々決勝で2点本塁打、準決勝で3打席連続安打を放つなど、プレーでもチームを引っ張った。

 「星稜に絶対に負けない」と意気込んだ決勝。どれだけ点を取られても「1点ずつ返して逆転する」と気持ちは切らさなかったが、結果は2―16。「打撃も守備も差を感じた」と認めざるを得なかった。

 それでも、新主将は前を向いた。強くなれば、これから何度も再戦のチャンスはある。「北信越大会の前にできることをやって、絶対に神宮に行く」(堀越理菜)

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