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 宇宙に滞在したマウスの精子が正常な受精能力を持っており、その繁殖能力やできた子どもに宇宙滞在の影響が見られないことを、大阪大などの研究チームが明らかにした。人類が将来、宇宙で活動するようになる際の基礎的な知見になる。これまで宇宙でマウスを飼育し、生還させるのは難しく、繁殖能力に対する影響は詳しく分かっていなかった。成功のカギは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発した専用ケージだった。

 宇宙滞在では無重力状態や放射線、精神的ストレスなどが生物の体に影響を与えるとされている。だが、その影響は詳しく分かっていない。研究チームはマウスを使って、宇宙滞在の精子の受精能力への影響を調べることにした。

 宇宙でマウスを育てる実験はイタリアやロシアなどが取り組んできたが、地上に生還させるのは難しく、1カ月以上にわたって飼育し、全てを生還させた例はないという。

 JAXAが開発したマウス用ケージは、マウスが好きな時に水分やエサをとることができるような仕組みになっている。無重力状態ではふんや尿が宙を舞い、衛生環境が悪くなる。そこで、風を吹かせてふんや尿を壁面まで飛ばし、清潔な環境を保てるようにした。

 また、マウスは1匹ずつ個室に入っているが、隣の個体を見えるようにして安心させた。部屋ごとにカメラも設置し、飼育状況を地上の職員や獣医師が確認できる。

 研究チームは、無重力に近い空…

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