宮城)今宵の宿は城にて候 白石でサンマリノ大使が体験

伊藤政明
[PR]

 城郭内に泊まる「城泊」の旅行商品化にむけた体験宿泊が24、25の両日、宮城県白石市の白石城であった。泊まったのはイタリア半島の中東部にあるサンマリノ共和国のマンリオ・カデロ駐日大使夫妻で、高さ11メートルの石垣に木造で再建された16・7メートルの天守の最上部3階に泊まった。

 欧米などの富裕層らを呼び込もうという、東北運輸局の事業の一環。日本に移り住んで40年以上という大使だが、城泊は初めて。

 天守に上って市内を一望すると、「とても見晴らしがいい」。重さ13キロの甲冑(かっちゅう)を手伝ってもらいながら着た大使は「岐阜でも着たことはあるがその時よりはるかに重く、動きにくい。1人では着られない」と話した。居合道にも挑み、夕食の席には手作りの和菓子も並んだ。2日目は座禅や日本舞踊も体験。「日本の伝統、文化を感じるには(日程が)3~4日間はあった方がいい。城郭内の階段は急で上り下りが大変だった」と感想を述べた。

 東北運輸局の担当者は「これらの体験の一つでも多く商品として実現していければ」と話している。(伊藤政明)