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 ロボットや情報通信技術(ICT)を採り入れた「スマート農業」の推進に向け、和歌山県果樹試験場うめ研究所は25日、みなべ町の果樹園で梅農家らを前にスマート農機と呼ばれる機械の実演をした。農機への意見を集約してメーカー側に伝えて改良を促すとともに、農家へ機械化の浸透を図る狙いがある。

 梅の木が広がる同町西岩代の「森川農園」。離陸したドローンが目標の梅の木の上に到達すると、高さ約7メートルから農薬に見立てた水を噴霧した。6本の木に、広さにして約400平方メートルへの散布を5分ほどで終えた。事前に測量した木々のデータを読み込んでおけば、スマートフォンからの指示で自動航行して決められた場所に散布できるという。

 農業従事者の高齢化や担い手不足に対応するため、ICTなどを活用したスマート農機を使って農作業を省力化や効率化しようとする取り組みで、技術の開発・実証のため今年度から2年間にわたって農林水産省が全国で進めているプロジェクトだ。県内ではうめ研究所がスマート農機の実演を通して農家の声を集めて導入による効果を検証する。和歌山県は梅、ミカンの生産量がともに全国1位を誇る一方、農家の高齢化や減少が課題で、機械化による労働生産性の向上を図ろうとしている。

 この日、ドローンのほか、スマ…

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