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がん治療で脱毛、患者の心もケア 乳がん経験の美容師

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遠藤雄二
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 神奈川県平塚市の美容師田尻美智子さん(54)は、乳がんを患い、つらい治療を受けた経験を生かして、脱毛などに悩むがん患者の髪のケアに当たっている。治療中もできるだけ普段と変わらない生活をしてほしいと、医療用ウィッグ(かつら)の相談・調整から髪が元に戻るまで寄り添う。7年間で、100人近いがん患者の髪と心を支えてきた。

 田尻さんは、夫の敏信さんと同市明石町で美容室「T&T」を経営する。胸のしこりに気付いたのは2011年2月。市内の病院で検査したところ、乳がんと診断され、リンパへの転移も判明した。

 抗がん剤治療の開始に当たり、「髪が抜けるので医療用ウィッグを用意してください」と医師に言われ、市販のウィッグを購入した。投与から2週間で髪が抜け始め、さらに1週間ほどするとほとんどなくなった。購入したウィッグはフィットせず、不自然に見えた。

 ショックと不安が増す中で…

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