韓国法相の息子の聴取、「食事もできぬ」と妻が恨み節
ソウル=鈴木拓也
韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領の側近である曺国(チョグク)法相の家族の不正疑惑について、ソウル中央地検が曺氏の自宅を23日に家宅捜索したのに続き、翌24日には息子を任意で事情聴取したことが分かった。曺氏は検察の改革に動き出しており、攻防は激化している。
曺氏の妻が25日、自身のフェイスブックで、息子が24日に検察から16時間を超える聴取を受けたことを明らかにした。「娘の誕生日だったが、息子が(検察に)召喚され、家族で座って食事もできなかった」と「恨み節」もつづった。
韓国メディアによると、検察は曺氏の息子が有名私立大学院に入学したり、奨学金を受給したりした経緯について集中的に調べている。偽造された書類を使って入学や奨学金受給を不正に申請した疑いがあるとみており、曺氏の関与の有無も調べている模様だ。
検察はこれまでに、娘の大学…