がんになった妻は、記者である僕に料理を教え始めました。治験を控えた身でも、レシピ伝授が続きます。日々の営みの大切さを実感する日々。妻のブログのイラストとともに紹介します。

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僕のコーチはがんの妻 第7話(全16回)

 2018年2月15日、大阪国際がんセンターの腫瘍(しゅよう)皮膚科で治療方針を聞いた。

 肝臓への明確な転移は2カ所だが、その周囲も病変が見られるため、手術などはできないという。薬は、分子標的薬と免疫チェックポイント阻害薬の2種類がある。分子標的薬は6割の人に効くが効力が長続きしない。オプジーボなどの免疫チェックポイント阻害薬は効く割合は低いが、一度効くと長く持続する。

 進行が速いから分子標的薬をまず使うのが一般的だが、効かなくなった時、どの段階でオプジーボに切り替えるのかが難しい。

拡大する写真・図版日本酒に合うおかずをつくるのが得意だったが、たまに独創的過ぎる料理もあった=妻のブログ「週刊レイザル新聞」から

 分子標的薬と免疫チェックポイント阻害薬を併用する臨床試験(治験)へ参加する選択もあった。併用することで即効性と持続性の両立が期待できる。ただ、参加しても、両方を使うグループと分子標的薬だけを使うグループにランダムに振り分けられるため、半分は新しい治療を試せない。

 完治の確率を少しでも高めるため、迷わず治験を選んだ。

 診察後、看護師さんが待合室に…

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