[PR]

 今年のノーベル賞の発表が10月7日から始まるのを前に、日本科学未来館(東京都江東区)は25日、科学やノーベル賞への関心を高めてもらうイベント「どうなる?! どうなった?! 2019年のノーベル賞」を始めた。今年の受賞者の予想や、過去の受賞テーマがその後どう発展したのかを連日、紹介する。

 今年の発表は医学生理学賞が7日、物理学賞が8日、化学賞が9日の予定。

 未来館では毎年、所属する科学コミュニケーターがノーベル賞の候補を解説してきた。今年はノーベル賞を受賞しそうな候補というより、約50人のコミュニケーター自身が「受賞して欲しい」テーマを投票して10位までを決めたという。

 その結果、受賞して欲しい候補の1位はそれぞれ、医学生理学賞では、生物の設計図である遺伝情報(ゲノム)を自在に書き換えられる「ゲノム編集技術」、物理学賞では、160億年に1秒しかずれない超高精度の「光格子時計」を開発した東京大の香取秀俊教授、化学賞ではリチウムイオン電池を開発した水島公一、吉野彰両氏の名前が挙がった。

 コミュニケーターによるミニトークも開催。9日までは毎日2回、過去にノーベル賞を受けたテーマがその後どう発展を遂げたかを解説するという。

 科学コミュニケーション専門主任の詫摩雅子さんは「新しい技術が科学の歴史をどう作ってきたのか、ノーベル賞を通してそのストーリーを伝えたい。受賞予想も楽しんでもらえれば」と話している。

 発表当日の7~9日にはニコニコ生放送で、発表を見ながら即座に研究内容を解説する生番組を中継する。11日からは今年の受賞テーマを解説するパネルも展示するという。詳しくは同館のサイト(https://www.miraikan.jst.go.jp/別ウインドウで開きます)(小林舞子)