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 埼玉県川口市の中学校でいじめに遭い不登校になった元生徒(16)が、実名をインターネット上の掲示板サイトに書き込まれ中傷されたとして、書き込んだ元同級生の父親に90万円の損害賠償を求めた訴訟が26日、さいたま地裁(日下部祥史裁判官)であり、和解が成立した。元同級生の父親が謝罪するとともに30万円を支払う。

 この訴訟は、元生徒側が通信3社への情報開示請求訴訟などを経て3人の投稿者を割り出して、訴訟前に1人と和解。残る2人を提訴したが、うち1人とも和解していた。

 訴えによると、元同級生の父親は2018年3月に匿名掲示板サイトで元生徒の実名を挙げたうえで、元生徒に加え、母親も中傷した。

 元生徒の母親は「ネットでのいじめは、学校などでのいじめと違い、24時間、どこにいても受けるので逃げ場がない。軽く考えないでほしい」と話した。(堤恭太)