拡大する写真・図版 片町のメイン通り。ネオンの中を夜風に吹かれた酔客が行き交う=2019年9月26日、福井市順化2丁目

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 福井県に赴任してから2年半が経った。飲み会があれば、行くのは決まって「片町」だ。ただ、金沢市の繁華街「片町」とは違い、福井市には片町という住所名がない。これって何? なぜみんなは「片町」と呼ぶの? 疑問を解消するため、片町を歩いた。

 片町は県内随一の繁華街だ。小料理屋やバー、ホテルに映画館などが軒を連ねる。日曜を除けば、夜遅くまで店の明かりはともり、帰りを待ち構えるタクシーや運転代行の車で混み合う。

 「片町」と呼ばれるエリアの明確な定義はない。おおよそ、順化1、2丁目の一部だとされている。

 福井市立郷土歴史博物館の印牧(かねまき)信明学芸員(58)によると、順化1、2丁目の境目の道は、元々、福井城の外堀に面していた通りだったという。その通りの西側、縦に細長い400メートルほどのエリアを、江戸時代は「片原町(かたわらまち)」と呼んでいた。東側は堀で、西側だけ家や商店などが立ち並ぶ“片側”の町だったのが、片原町と呼ばれたゆえんだ。

 明治時代になって廃藩置県がなされると、外堀は埋められた。片原町は北片町と南片町に分かれ、その後も様々な名前を経て、1967年に「順化」に。片原町はなくなったが、略称の「片町」としての呼び名は残り、今も人々に親しまれている。

 片町の一角で53年から営業を…

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