ラグビーはマイナー競技の米、29人は他競技もプレー

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河野正樹
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 ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会は26日、1次リーグ2試合があり、B組はイタリアが48―7でカナダを下して2連勝。C組はイングランドが45―7で米国を退け、こちらも2連勝とした。

 「選手たちは頑張った。でも、全ての局面でイングランドに負けていた」

 強豪に実力を見せつけられての45失点の大敗に、かつて神戸製鋼を指揮したことがある米国のギャリー・ゴールド監督は淡々と語った。

 無理もない。米国は7大会に出場しながら一度も1次リーグを突破したことがない。W杯の勝利数は日本戦の2勝を含め、3勝にすぎない。大会にこそ出場しているものの、1次リーグ突破の争いの中で、これまで完全に蚊帳の外だった。

 米国のラグビー人気は4大スポーツなどの陰に隠れ、決して高くない。代表選手31人のうち29人は他のスポーツも並行してプレーしていた選手だ。ニュージーランド出身のCTBポール・ラシケは米プロフットボールNFLのベアーズでプレーした経験を持つ変わり種だ。「NFLのようなデカい舞台で、緊張感も興奮もある。W杯は楽しみだ」

■プロ化で将来に期待…

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