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 米国務省はキューバのラウル・カストロ前国家評議会議長を制裁対象にすると発表した。独裁色を強める南米ベネズエラのマドゥロ政権を支援することなどで「人権侵害に関与している」としている。カストロ氏の子どもにも制裁を科し、米国への入国を禁じる。

 ポンペオ米国務長官は26日の声明で「キューバ政府が100人以上の政治犯を拘束したり、ベネズエラでキューバの治安要員が拷問などに関与したりしている」として、カストロ氏に人権侵害の責任があると主張した。

 米国はオバマ政権時代の2015年、54年ぶりにキューバと国交を回復。しかし、トランプ政権はベネズエラのマドゥロ政権や、同政権を支援するキューバへの制裁を強化するなどして圧力を強めている。(ニューヨーク=渡辺丘)