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 第72回秋季県高校野球大会(県高校野球連盟など主催)の決勝と3位決定戦が28日、県営富山野球場であった。決勝は高岡向陵が高岡商を破り、初優勝を果たした。3位決定戦は高岡第一が未来富山に勝利した。高岡向陵、高岡商、高岡第一は来春の選抜高校野球大会を目指し、10月12日から石川県で開かれる北信越地区大会に出場する。

勝負どころで決めた 高岡向陵・安田佑真選手

 九回表、同点に追いつき、なお2死一、三塁の好機に、高岡向陵の安田佑真(2年)が打席に立った。1ボール1ストライクの3球目、狙っていた直球が内角寄りの甘いコースに。バットを振り抜くと打球は二遊間を抜け、勝ち越しの適時打となった。

 今夏の富山大会1回戦、高岡向陵は1点差で敗れた。歯がゆい思いでスタンドから試合を見ていた安田は「チームのために、勝負どころで決められる選手になりたい」。甘い球を見逃さずに打ち返せるよう、練習を重ねてきた。

 監督の桧物政義は、安田は打席に立つと「とても高い集中力を発揮する」と評価する。コールド勝ちした未来富山との準決勝では2安打1打点と活躍。「自信につながった」と話す。

 今夏の富山大会の覇者・高岡商が相手のこの日も、2安打2打点の勝負強い打撃で勝利に貢献。強豪が集う北信越地区大会でも「集中力を磨いて、1本も打ち漏らさないようにしたい」と意気込んだ。=敬称略(田添聖史)