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 奥高野の1千メートルを超す山懐に抱かれた奈良県野迫川村。深い谷に湧く雲海を望み、「天空の國(くに)」を標榜(ひょうぼう)する村で、土日月曜に開く「昭和食堂」と民宿「雲海の里の宿」(同村柞原(ほそはら)、090・7961・8242)を営むのが泉本勝代(いずもとかつよ)さん(55)だ。来年4月の昭和の日に食堂で雲海写真展を計画している。

 食堂は5年前に開いた。植木職人だった父の木造ガレージを利用。ネット公開不可が約束の「幻の雲海丼」、ワサビなどを使う「村三大名物定食」、「たこやき食べ放題」など50近いユニークなメニュー。「昭和レトロ」の風味を当時の食器類が醸す。雲海撮影の常連客のため、午前6時半には店を開ける。

 隣の住居で昨年2月に始めた民宿は、最大2組の5人を受け入れる。7割が欧州などからの訪日客で、大半が隣県の高野山観光が目的だが、レンタカーなどで立ち寄り、雲海の里と知って見物すると感動するという。

 堺市生まれ。父は若い頃に堺で…

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