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 秋季鳥取県高校野球大会(県高校野球連盟主催)は29日、鳥取市のコカ・コーラボトラーズジャパンスポーツパーク野球場で決勝と3位決定戦があった。決勝では鳥取城北が境に12―5で勝ち、2年連続10度目の優勝を飾った。3位決定戦では八頭が倉吉東に7―6で逆転勝利した。4校はいずれも10月25日から同球場と米子市のどらやきドラマチックパーク米子市民球場で開かれる秋季中国地区大会に出場する。

自信取り戻した本塁打 鳥取城北・畑中未来翔選手

 鳥取城北は8点リードで迎えた七回、畑中未来翔(みくと)(1年)が打席に立った。無死二塁。高めに浮いた直球を見逃さず、思いきり振り抜いた。「これはいったなって思いました」。打球はぐんぐんと伸び、右翼席に吸い込まれた。だめ押しの一撃だった。

 山木博之監督から打撃センスの良さを買われ、今大会、1年生ながら強力打線・鳥取城北の1番を任された。しかし、初戦の鳥取育英戦、準々決勝の鳥取商戦では両試合で合わせて1安打と全く振るわなかった。「自分は絶対に塁に出ないといけない立場なのに」。初めて挑んだ公式戦で、本番の難しさを痛感した。

 準々決勝後、バッティングフォームを見直し、不調の原因が下半身にあると分析した。準決勝からは足腰を意識し、自信を持ってフルスイングするようにした。この結果、準決勝の倉吉東戦では3安打と復調。決勝では本塁打以外にも2安打の活躍を見せた。

 決勝を終え、打撃の自信は取り戻すことができたという。しかし、準々決勝の守備で満足するプレーができず「課題が見つかった」と話す。「もう一度ちゃんと背番号をもらって、選抜出場を目指したい」。気持ちを新たに、中国の強豪との戦いに挑む。(宮城奈々)