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 ラグビーワールドカップ(W杯)で28日に日本がアイルランドを19―12で破った勝利を、大会公式ツイッターは「Shock of Shizuoka(静岡の衝撃)」や「静岡の歓喜」と表現した。世界が実力を認めるアイルランドが、めったにしない負け方をした試合だった。

 アイルランドは序盤、長短のキックを駆使して2トライを挙げた。だが「時間が経つと、向こう(日本)に酸素がいった」(シュミット監督)。20分過ぎから勢いがなくなり、後半は無得点に終わった。

 強力FWを擁するアイルランドは、4年前の前回W杯後から28日の日本戦前までにテストマッチ(代表同士の国際試合)を45試合戦った。相手はほとんどが「ティア1」と呼ばれる強豪ながら、33勝11敗1分けという好成績を残してきた。

 この間、後半を無得点に封じられたのは2016年2月のフランス戦の1試合だけ。全体で12得点以内に抑え込まれたのも5試合しかない。それが日本の防御をこじ開けられなかった。

 W杯優勝経験があるニュージーランド、南アフリカ、イングランドなどに勝ってきたアイルランドを、ほぼ完璧な内容で破った日本。南アフリカのエラスムス監督は「ちょっと怖い」。イングランドのボーズウィックコーチは「(ティア1でないチームの)あのような勝利は見たことがなかった」と話した。他の強豪も驚かせた快勝だった。(菅沼遼)