拡大する写真・図版 パレードでファンに見送られる花組トップスターの明日海りお=2019年9月30日午後7時26分、兵庫県宝塚市、滝沢美穂子撮影

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 宝塚歌劇団の花組トップスター・明日海りおは30日夜、宝塚大劇場(兵庫県宝塚市)前でサヨナラパレードにのぞんだ。劇場周辺に約8千人(宝塚歌劇団発表)が詰めかけた。正装の緑のはかまで登場すると、スモークがたかれて幻想的な雰囲気に。白いバラであしらわれたアーチをくぐり、大きな歓声に出迎えられた明日海は、手を振って穏やかな笑顔を見せた。

 雨が心配されたが、上空の晴れ間には星がきらめいていた。天気について、明日海はパレードに先立つ会見の席で「『晴れ男役』の名にかけて、ちょっとどうかなと思っていたら、最初は雷マークだったのが、雨になって、曇りマークになって。これは絶対晴れるなと思って、朝起きたら青空が見えたので、『やった!』と朝一番でかみしめました」と話した。

 サヨナラパレードでファンたちは「Never Forget 男役 明日海りお」と書かれたピンクの横断幕を掲げた。そして、声を合わせて「花組男役・明日海りお、最高!」や、退団公演の主題歌にちなんで「今、このとき、この一瞬を魔法の粉で止められたらいいのに」などと大きなかけ声を送った。

 白い花々で飾られたオープンカーに乗り込んだ明日海は、最後まで、笑顔で手を振っていた。(杢田光)