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 経済産業省が30日発表した8月の鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整値)の速報値は101・5で、前月を1・2%下回った。下落は2カ月ぶりで、今年2番目の低水準。基調判断は4カ月続いていた「生産は一進一退」から、「生産はこのところ弱含み」に下方修正された。中国経済の減速で輸出が伸び悩んでおり、「水準は徐々に低下している」(同省)と判断した。

 指数の内訳をみると、全15業種のうち、12業種で低下。圧延鋼材などの「鉄鋼・非鉄金属工業」や、フラットパネルディスプレー製造装置などの「生産用機械工業」が大きく低下した。7月の上昇の反動減に加え、台風の影響で生産活動が停滞した影響も出た。

 主要企業に聞いた先行きの予測調査では、9月は1・9%の上昇の見込み。それでも7~9月の四半期の指数は、4~6月を下回る見通しだ。(伊藤弘毅)