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 関西電力社長らが、高浜原発のある福井県高浜町の元助役から多額の金品を受け取っていた問題で、同社原子力事業本部(同県美浜町)の右城望・地域共生本部長が30日午前、福井県庁を訪れ、一連の問題について謝罪、経緯を報告した。

 右城氏は「みなさまに多大な心配と迷惑をおかけし、深くおわび申し上げる」と謝罪。同社幹部らが金品は受け取ったが、大部分は返却したと説明。「二度とこういうことが起きないようコンプライアンスの徹底に努めていく」と述べ、10月2日に岩根茂樹社長があらためて記者会見して説明すると報告した。

 応対した福井県の清水英男・安全環境部長は「電力供給という公益事業を担う関電の幹部が金品を受け取っていたのは遺憾で、立地地域の信頼にかかわる。他の原発を含めて調査し、県に対してもあらためて報告してほしい」と求めた。

 また、関西電力は30日、大阪府庁にも経緯の報告に訪れた。府側が関電に報告を求めていたもので、吉村洋文知事は公務のため、府幹部が対応した。吉村氏は30日午前、記者団に「事実関係を徹底的にオープンにすべきだ」と話した。(堀川敬部、高橋大作)