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 楕円(だえん)球が染められたのれんをくぐると、ラグビー談議に花が咲いていた。福岡市の繁華街にある、ラグビー・ワールドカップ(W杯)の試合を観戦できる屋台。お客さんは酒と料理を楽しみながら、迫力のプレーに歓声をあげる。

 福岡市中心部を東西に走る国体道路沿いに屋台「うまっつら」はある。日本がアイルランドに勝利した9月28日夜、店の食器棚にかけられた白い布に、数時間前に行われた試合の映像が映し出された。

 「タックルされて倒れた選手は、ボールを地面に置かんといけないんよ」。審判の資格を持つ店長の石川英孝さん(44)が解説する。客は名物の焼きラーメンやマーボー豆腐をつつきながら耳を傾ける。橋本尚毅さん(27)は「ルールもわかってきました。男と男のぶつかり合いって感じがおもしろいですね」。社会人までラグビーをしていた鹿毛主税(ちから)さん(53)は「今回のW杯を機にラグビーが根付いてくれれば」と願う。

 W杯期間中、試合のある日はほぼ毎日、録画映像を流す。営業は午後7時から翌1時ごろまで。(角詠之)