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 東芝メモリは30日、10月1日付で「キオクシア」に社名変更するのを前に、新たなロゴなどを披露した。東芝から2018年6月に独立し、今年度中にも上場をめざしている。「東芝」の名を冠さずに、新たな社名でブランド力の強化を図る。

 社内からの公募で選んだ「キオクシア」の社名は、主力商品の半導体NAND型フラッシュメモリーにちなんで日本語の「記憶」と、ギリシャ語の「価値」を意味する「アクシア」を組み合わせた。公表したロゴは銀色を基調とし、「先端性や技術力、高い品質、未来の可能性を表した」(佐野修久常務執行役員)。メモリーとAI(人工知能)技術を使って手塚治虫さんの漫画を再現する取り組みや、テレビCMなどを通じて新ブランドの浸透に力を入れる。

 株式上場は年度内をめざしているが、市況悪化で足元の業績が落ち込み、株価の先行きが不透明になっていた。病気療養中の成毛康雄社長の復帰は9月に予定していたが、10月以降になる見込みだ。佐野氏は30日の説明会で「市場調査では、価格が底を打ったというデータもある」と説明し、具体的な上場時期については「タイミングを見ながら決めていく」と述べるにとどめた。(高橋諒子)