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 三重県伊勢市で開かれている「伊勢市美術展覧会」を主催する市教育委員会が31日、慰安婦を表現した少女像の写真を一部使用した作品の展示を不許可にしたと発表した。少女像などが展示され、一時中止に追い込まれた国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」で脅迫が相次ぎ、市教委は「市民の安全を脅かす恐れがあるため」と説明するが、作者は「検閲だ」と怒りをあらわにしている。

 作者は伊勢市在住のグラフィックデザイナー、花井利彦さん(64)。制作したグラフィック作品「私は誰ですか」(縦約70センチ、横約50センチ)の左上には少女像の写真(縦約20センチ、横約10センチ)がコラージュされている。

 市教委によると、展覧会は、美術分野の振興などを目的に伊勢市や市教委などが主催し、10月29日~11月3日に同市のシンフォニアテクノロジー響ホール伊勢で開催。66回目の今回は市民や運営委員らの平面造形や立体造形、書道など258点が出展されたが、花井さんの作品を除く257点が展示されているという。

 花井さんは不自由展から着想を…

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