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 ベネッセコーポレーションは31日、2020年度から始まる大学入学共通テストで使われる英語の民間試験「GTEC」の実施会場や申請手続きなどを発表した。メインとなる「大学入学共通テスト版」では大学や高校などを活用し、全都道府県の161地区に試験会場を1カ所以上設ける。実施までにさらに会場の追加を目指すという。

 英語の民間試験をめぐっては、政府内で延期論が取り沙汰されているが、試験業者は実施を前提に準備を進めている。11月1日から受験に必要な「共通ID」の申し込みが始まることを受けて、文部科学省は、会場や申し込み方法などの公表を求めていた。ベネッセの広報担当者は「全国の受験生に安心して受験してもらえるよう努める」と述べた。

 ベネッセによると、試験の申し込みは専用サイトを通して来年の定められた期間に行う。来年6月14日、7月19日の試験は同3月11~25日に、同10月4日、11月1日の試験は同7月10日~8月4日にそれぞれ申し込む。受験料は6820円(税込み)で、低所得世帯の受験生は2割引きの5460円。

 GTECの共通テスト版は、日本英語検定協会が実施する英検「S―CBT」とともに、受験生が集中するとみられている。(増谷文生)