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 台風19号で川崎市市民ミュージアム(同市中原区)の収蔵品に生じた浸水被害に対して、保険金が支払われないことがわかった。31日の川崎市議会文教委員会で市が明らかにした。

 市は毎年、市所有の美術品などに「動産総合保険」をかけている。同ミュージアムの所蔵品約26万点のうち、この保険がかけられていたのは約9万点で、その評価額は計約42億円だった。だが、保険自体が火災や盗難などに備えたもので、今回のような浸水被害には支払われないという。

 市によると、いまは収蔵品をクリーニングするための作業場所や、一時保管用のプレハブなどを設置する準備を進めている。被害の全容が明らかになるめどはたっていないという。(斎藤博美)