幸せ呼んだ「いとしのエリー」 大関高安関が婚約会見

松本龍三郎
[PR]

 大相撲の大関高安関(29)=田子ノ浦部屋=が31日、福岡県大野城市のホテルで、演歌歌手・杜(もり)このみさん(30)と婚約発表の記者会見を開いた。杜さんの手を握って登壇した高安関は「とても根がまじめで、思いやりのある方。今後自分が親方になっても、弟子にたくさん思いやりを持って接してくれると思う」と幸せそうな表情で語った。

 同学年の2人の出会いは、2016年2月、NHK福祉大相撲での共演だった。角界の歌自慢で知られる高安関は、そこでサザンオールスターズのヒット曲「いとしのエリー」を熱唱。歌声を聞いた杜さんは「とにかくお歌がおじょうずすぎてすごくビックリ。『負けたくないな』というくらい上手だった」と心をつかまれたという。

 杜さんの師匠は、田子ノ浦部屋の後援者でもある細川たかしさん。その縁もあって、2人は交際を開始。今年7月の名古屋場所前、杜さんの誕生日に高安関から「結婚しよう」とプロポーズしたという。

 報道陣から「いとしのエリーが『いとしの“このみ”』になりましたね」と問いかけられた高安関は、照れたような笑顔を浮かべ「よい方向にいけて、良かったです」と応じた。

 婚姻届の提出や披露宴などの予定は決まっておらず、杜さんは「まずは自分たちの目標に向かって、大関は横綱になり、そして私は、年末の目標の番組(NHK紅白歌合戦)に」と話した。

      ◇     

 杜(もり)さんは札幌市出身で、幼少の頃から民謡を学び、2013年に「三味線わたり鳥」でデビュー。この曲で第55回日本レコード大賞新人賞に輝いている。師匠の細川たかしさんは、2人に向けて「お互いの夢を実現出来るよう二人で力を合わせて頑張ってください。大関には幕内優勝と綱取りを このみには年末の紅白歌合戦に王手を」と祝福のコメントを寄せた。(松本龍三郎)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

今すぐ登録(春トクキャンペーン中)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

春トク_2カ月間無料