ルノーのライバルPSAがフィアットと… 日産に余波も

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ロンドン=和気真也 友田雄大
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 仏自動車大手ルノーとの経営統合を模索していた欧米自動車大手フィアットクライスラー・オートモービルズ(FCA)が31日、プジョーやシトロエンを傘下に持つ仏グループPSAと対等合併することで合意した。ルノーとの破談からわずか5カ月でのスピード合意で、販売台数で世界4位に浮上する。規模拡大を通じて、次世代車の開発を強化できるかが今後の焦点になる。統合効果を高めるには、ブランドの整理なども課題になりそうだ。

 両社の合併合意を告げる31日の声明で、PSAのカルロス・タバレス最高経営責任者(CEO)は「この結集はすべてのステークホルダー(利害関係者)に多大な価値をもたらし、合併する両社に明るい未来を開く」とコメントした。

 2018年の世界販売台数はFCAが8位、PSAが9位。FCAはクライスラーが地盤としていた北中米で、スポーツ用多目的車(SUV)「ジープ」が好調。PSAは17年に米ゼネラル・モーターズ(GM)から買収した独オペルの黒字化に成功し、18年の純利益は前年より4割伸びた。

 統合後の新会社のCEOに就く予定のタバレス氏はルノー出身。日産の副社長としてカルロス・ゴーン前会長に仕えた後、11年7月にルノーの最高執行責任者(COO)に就任。14年にPSAに移った。ゴーン前会長に学んだコスト削減策で、PSAの業績を立て直した手腕が試される。

 FCAは「アルファロメオ」などの高級ブランドを抱える欧州の名門メーカーだが、環境規制が厳しさを増す中で電動化の技術開発に出遅れた。昨年急逝したマルキオンネ前CEOは、生き残りをかけて統合相手を探していた。遺志を継いだFCAのジョン・エルカン会長にとって、再編による規模拡大は悲願だった。

 両社は統合により、電動化や…

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