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 鹿児島県阿久根市脇本で10月30日、港に設置したいけすから、地域での祭りで提供する伊勢エビ50~60匹が盗まれていたことが、いけすを管理する同市内の海鮮料理店への取材でわかった。同店は31日、県警に被害届を出した。

 店主(72)によると、盗まれた伊勢エビは、同市内の9店舗が企画した恒例の「伊勢えび祭り」のために、総額約10万円で市場から仕入れたもの。海面上にあるふた(縦2メートル、横1メートル)にはカギをかけていたが、海中の網に鋭利な刃物で切られたような跡があった。29日午前7時ごろ~30日午前7時までに盗まれたとみられる。

 盗難が発覚した30日は、いけすにわずかに残っていた5、6匹を予約客だけにふるまうことができたが、一般の客に食べさせることができなかったという。祭りは31日に終了した。

 「なかなか手に入らない高価なものだったのに……」と、店主は今も困惑している。(合田純奈)