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ケベック大学モントリオール校(カナダ)非常勤教授 エリザベト・バレー氏

 ――国や地域を隔てる「壁」が増えています。

 「確認できるものでいま世界に71、推定で約80の壁がある。私が調べているのは、越境を防ぐため国と国や地域間の境界を仕切る構造物。万里の長城などの歴史的遺物は除くかわり、コンクリートの礎石や支柱のある固定式フェンスは壁とみなしている。第2次大戦の終戦時は三つ。冷戦終結時は10だった。皮肉にも増え始めたのはベルリンの壁が崩れた後だ。特に人やモノのグローバルな動きが活発化した今世紀に急増した」

 ――どんな目的で壁が建てられるのでしょう。

 「以前は紛争の拡大防止が主た…

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