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 今季の日本酒の仕込みが1日、大分県宇佐市の三和酒類清酒醸造所で始まった。約20人が出席して「もと始め神事」と呼ばれる儀式をし、うまい酒づくりと作業の安全を祈願した。

 「もと始め」は、酒の元となる酒母(しゅぼ)をつくる「もと立て」の最初の作業。室温を10度に保った発酵室の中で、蔵人らが宇佐産ヒノヒカリの蒸し米16キロにこうじと水を加え、かい棒でかき混ぜた。この酒母に蒸し米や水を加えてタンクで発酵させて新酒に仕上げる。

 仕込み作業は来年4月まで続く。今季は約30トンの米を使い、純米大吟醸や純米酒など12銘柄を一升瓶換算で約2万5千本分仕込む予定だ。日本酒製造部門の岩田太輔部長(54)は「米のうまみとキレがあり、食事と一緒に楽しめる酒をつくりたい」と話していた。(大畠正吾)