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 豊中市西部にある公共交通の「空白地」を解消しようと、市は1日、乗り合いタクシーの運行を始めた。市内に本社がある阪急タクシーに運行を委託。阪急宝塚線の最寄り駅と地域を結び、買い物や通院などの日常生活を支援する。

 豊中市は阪急宝塚線、北大阪急行、大阪モノレールのほか、バス路線も多い交通利便性の高い街として知られているが、大阪(伊丹)空港に近い市西部は、駅から遠いうえにバス路線の廃止もあり、交通が不便な地域となっていることから、市が乗り合いタクシーの運行を決めたという。

 運行する「西部地域乗合タクシー」は走井、勝部地区を走る「北路線」(8停留所)と、利倉西、利倉地区を走る「南路線」(13停留所)の2路線があり、平日6便、土日祝4便を運行。運賃は大人220円、小学生110円など。午前9時~午後5時に阪急タクシー(06・6863・6141)へ予約が必要で、市民以外も利用できる。

 1日に阪急岡町駅前で出発式があり、長内繁樹市長や各地区の代表らがテープカットした。走井自治会の奥野宗公会長(70)は「地域では38%が65歳以上で、免許証を返納した人が47人もいる。住民から公共交通に対する要望はかなりあった。乗り合いタクシーを継続するために、乗客の確保に努めたい」と話した。(柳谷政人)