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 箱根山の5月からの火山活動に伴う規制で製造を中断していた名物「黒たまご」の販売が1日、神奈川県箱根町仙石原の「くろたまご館4」(旧ロッヂ富士見苑)で再開された。大涌谷の温泉池でゆであがった黒たまごが売店に並び、観光客が笑顔で買い求めていた。

 黒たまごは午前9時過ぎから大涌谷で製造され、10時半過ぎに約6千個が売店に到着。1袋5個を500円(税込み)で販売した。綾瀬市の北村龍一さん(24)は「販売再開をずっと待っていました。うまみが違うから、車の中ですぐに食べたい」と話した。

 箱根山で続く噴火警戒レベル2(火口周辺規制)の下で、製造元の奥箱根観光は5月下旬から随時、温泉池の保守作業をしてきた。町は9月19日から火山監視員2人の配置を条件に黒たまごの製造を許可。奥箱根観光の梁瀬雅之営業部長は「池を維持管理し、温泉の成分が変わっていないため、以前と同じ黒たまごになった」と出来栄えを喜んだ。(村野英一)