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 9月9日午後5時。東京・西麻布にある中米ニカラグア大使館の電話が鳴った。

 「助けてほしい」

 ロドリゴ・コロネル大使(43)ら、大使館のスタッフたちは公用車に飛び乗った。

 高速道路は大渋滞。JRも不通になるなか、間引き運転していた京成線に乗り換えて成田空港についたのは、午後8時半だった。

 「何だ、これは」。ロビーは足の踏み場もないほどの人であふれかえっていた。床に寝そべる人たちもいる。そのなかに、母国の野球選手たちがいた。

 韓国でU18のワールドカップを戦い終えたばかりの選手やコーチ、27人。強い台風の影響で帰国便が欠航し、「陸の孤島」と化した空港で、すでに12時間近くをすごしていた。コンビニからは食べ物が消え、自動販売機は売り切れを示すランプで赤く染まっていた。

 周辺のホテルも満室だった。外務省やJICAに宿の確保や車の手配を求めたが、断られた。大使は途方に暮れた。

「千葉は大変だな」。ある人物が居間のテレビで、台風15号関連のニュースを見ていると、突然スマホが鳴りました。

 午後9時前、群馬県南西部の山…

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