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 カンボジアの世界遺産アンコール遺跡群にあるバイヨン寺院で進められている保存修理の取り組みを紹介する企画展が、奈良県橿原(かしはら)市の県立橿原考古学研究所(橿考研)1階アトリウムで開かれている。10月31日まで。

 バイヨン寺院は、カンボジアのアンコール朝(9~15世紀)の王都遺跡、アンコールトム(世界遺産)の中心寺院で、12~13世紀ごろに突き固めた土と石積みでつくられたとされる。とくに塔に彫刻された巨大な「尊顔」や回廊の浮き彫りで知られる。損傷が激しく、尊顔や浮き彫りはコケなどの影響で表面がまだら状になっている。

 企画展を担当したのは、橿考研の河崎衣美主任研究員(34)。東北芸術工科大学の学生だった2007年から、アンコール遺跡群の保存修理を進める「日本国政府 APSARA(アプサラ)アンコール遺跡救済チーム」(JASA)の活動に参加。浮き彫りの劣化の原因究明と対策を担当してきた。

 展示では、遺跡群の歴史やバイ…

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