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 タイのワチラロンコン国王(67)の戴冠(たいかん)を祝って行われる王室御座船パレードの訓練が1日、バンコクのチャオプラヤ川沿いの軍の施設内で報道陣に公開された。金色に輝く御座船に乗り込んだ海軍兵士らが、伝統の歌に合わせながら力強くオールをこいだ。

 国王と王妃が乗る御座船は全長約45メートル。24日にあるパレードでは、伝統装束を着た約2200人が全部で52隻の船をこぎ、約3・4キロを45分ほどかけて進む予定だ。指導役によると、水の流れに対応しながらいかに船をうまく操れるかがカギで、最も厳しい状況にも対応できるよう訓練を重ねているという。

 初めて御座船をこぐというサハパーブさん(25)は「最初はやり方が分からずに大変だったが、訓練を続けてうまくできるようになった。この行事の一員になれることをとても誇りに思う」と話した。

 ワチラロンコン国王は、2016年10月に88歳で死去した父のプミポン国王の後を継いて即位。今年5月に戴冠式を行い、王宮周辺などを街頭パレードした。王室御座船のパレードは、戴冠をめぐる一連の行事の締めくくりとなる。(バンコク=貝瀬秋彦)