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 青々と広がる瀬戸内海と大小の島々。広島県尾道市の因島(いんのしま)には、数え切れないほどの石仏たちに出会える場所がある。

 多島美の中を、フェリーが白い航跡を残してゆっくりと行き交う。そんな風景を一望する山の頂に、石仏がずらりと並ぶ。

 広島県尾道市の因島にある白滝山(標高227メートル)。8合目の駐車場から約300段の階段を上りきると、表情豊かな石仏たちが出迎えてくれる。柔らかな笑みを浮かべているものや、目を閉じたものなど。高さも数十センチのものから、背丈を超えるようなものまで様々だ。「五百羅漢」と呼ばれるが、実際は約650体あるという。

 「地元では『観音さん』と呼ばれて親しまれています」。周辺の管理を担う「因島白滝公園保勝会」の会長、村上隆志さん(66)が教えてくれた。「春は桜、秋は紅葉。元旦には初日の出も。四季折々の景色がきれいです」

 今から450年前、一帯を制していた「村上水軍」がこの地に観音堂を建てたと伝わる。その後、地元で「一観教」という宗教を開いた柏原伝六なる人物が尾道の石工たちを集め、1827年に石仏群づくりに着手し、3年あまりかけて完成させた。

 遠く望めば、白くそびえる巨大…

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