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 銀髪の22歳がトップでフィニッシュラインを駆け抜けた。世界選手権初出場で男子200メートルを制したライルズは「ずっと世界チャンピオンになることを考えてきた。精神的にきつい時もあったけれど、今はほっとしている」と笑顔を見せた。レースは右隣のジェミリ(英)にリードを許したが、最後の50メートルで完全に抜き去った。「これまでいろんなレースをしてきた経験がものをいったね」

 今季、スイスで世界歴代4位の19秒50をマークし、全米選手権も制した。昨年は100メートルでも全米王者になっており、「ボルトの後継者」の期待がかかる。だが「新ボルトとは言わないでくれ。自分は自分だから」。“レジェンド”が持つ19秒19の世界記録更新にも「それを追いかけてはいない。日々良くなっていけば記録はついてくる」と自然体だ。

 日本のアニメファンとしても知られる。「ドラゴンボール」がお気に入りで、髪の色もその影響だ。「日本のアニメには8歳の時からすごいエネルギーをもらっている」。となると来年の東京行きは「エキサイティングとしか言いようがないよね」。(ドーハ=堀川貴弘)