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 関西電力の役員ら20人が、高浜原発が立地する福井県高浜町の元助役の森山栄治氏(故人)から計約3億2千万円分の金品を受け取っていた問題で、関電が昨秋にまとめた社内調査報告書の詳細が分かった。役員のうち2人の受領額は1億円を超えていた。受け取った金品は現金や商品券、米ドルなどで、数千万円単位のケースもあった。これに対する社内処分は、報酬の一部返上などにとどまっていた。

 20人の役員らのうち、受領額が最も多かったのは鈴木聡常務執行役員で約1・2億円。福井県美浜町にある原子力事業本部で本部長代理を務める。現金で約7800万円、3・5万米ドル、金500グラム、スーツ14着などを受け取っていた。前の本部長である豊松秀己元副社長も約1・1億円を受け取り、内訳は現金約4100万円、商品券2300万円、7万米ドル、金杯1セットなど。

 本部長の経験がある八木誠会長にも金貨約60枚、金杯7セットなど800万円超が渡っていた。現在の本部長である森中郁雄副社長も4千万円超を受け取っており、不適切な金品の受領はこうした原子力畑の役員を中心に広がっていたことが明らかになった。岩根茂樹社長は金貨10枚で150万円だった。

 関電によると、同社にはこうした贈答や接待について「節度をもって良識の範囲内にとどめるように」と定めた社内ルールがある。関電は、幹部らが受け取りの日時を記したメモを貼り付けるなどして個人で保管し、「儀礼的な範囲を除いて全てを返却した」としているが、いったん受領したことは社会通念だけでなく、社内ルールにも違反している可能性が強い。

 また、報告書によると、関電は…

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