[PR]

 小泉進次郎環境相兼原子力防災担当相は2日、福島県を訪れ、東京電力福島第一原発から10キロ圏内に設けられた除染土の仮置き場や中間貯蔵施設、同原発などを続けて視察した。

 終了後、記者団に、処理済みの汚染水が入ったタンクが原発の敷地内に増え続けていることについて、「必ず解決しなければいけない課題だと認識している。だからこそ、福島の現場の皆さんのお気持ちを絶対に忘れてはいけないと思う」などと述べた。

 同原発では、廃炉作業の進捗(しんちょく)について東電の担当者から説明を受けたほか、処理済みの汚染水をためるタンクの設置状況や3号機の使用済み燃料集合体取り出しの準備作業などを視察した。小泉氏は「原発事故の爪痕の大きさ深さに思いをはせた。福島の復興と廃炉を見届けて次世代に渡すことが大事だ」とも述べた。

 これに先立ち、除染で出たフレコンバッグ1万9千袋分の汚染土が積み上げられた同県楢葉町の仮置き場、250万立方メートルの汚染土が貯蔵される予定の大熊町の中間貯蔵施設を訪れた。重機で汚染土を圧縮、貯蔵する様子などを視察した。小泉氏は、中間貯蔵施設から、30年以内に県外で最終処分するという政府方針について、「30年の約束、これは守るために全力を尽くします」と改めて語った。(松尾一郎、菊地直己)