米配車大手ウーバー・テクノロジーズが日本で展開する飲食宅配代行サービス「ウーバーイーツ」の配達員が3日、労働組合を結成した。配達員はウーバーとは雇用関係になく、個人事業主という立場のため、不安定な労働環境に置かれている。今後、団体交渉を通じて待遇改善を求めるという。
東京都内であった「ウーバーイーツユニオン」の結成大会には、首都圏などで働く配達員17人が集まり、加入書類にサインをした。前葉富雄執行委員長(29)は記者会見で「加入者がもっと少ないかもしれないと思ったのでうれしい。配達員とウーバーが話し合う場がないので、そこをしっかりできたらいい」と語った。
個人事業主でも、プロ野球選手でつくる「日本プロ野球選手会」のように、法律上は労組を結成できる。労組結成の準備は6月から始め、ホームページの作成や海外の働き手についての勉強会を重ねてきた。
ウーバーイーツを運営する日…